簡素で美しい・・日本人の美学そのもの
旧軽の路地を入ったところにひっそりと
「室生犀星記念館」があります。

そこに何気なく飾られている野の花が
今にも室生犀星や北原白秋・萩原朔太郎が表れそうな気配を・・
今も息づく・・詩人や作家の軽井沢での生活・・
美しいたたずまい。
忘れてはいけない 日本人の簡素で清潔な暮らしがありました。
「きりふかき しなののくにに こほろぎの あそぶお庭を我はつくるも」
室生犀星
石川県生まれの犀星はこの詩のように
ふるさとには帰らなかったとのこと
ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや